皆さん、こんにちは〜。ともらじ🎵のTOMOMIです。
前回、声のお仕事の種類についてお話ししましたが、
意外と声を使ったお仕事って結構ありましたよね。
では、その声のお仕事に必要なものってどんなものなのか。
今回はそこについてお話ししていきたいと思います。
では、ここで皆さんに質問です。
声を使ったお仕事にはどんなものが必要だと思いますか?
きっと多くの人が
いろんな声を出すことが出来る人。と答えると思います。
もちろん、生まれ持った素の声でかわいい声やかっこいい声の人はいますが、
そこは神様から素敵な声をプレゼントしてもらえたね。
ということで、一旦横に置いておきましょう。
いろんな声が出せる・・・。確かに声のお仕事を目指す方はここを重要視する人が
多いと思いますが、これは正直テクニックの一つでしかありません。
何が一番大切か。それはあなた自身の中身が大事なんです。
「声は魂だ」という言葉、聴いたことはありませんか?
声というのは自分の身体を使って発せられるものです。
なので、自分自身の中身が豊かではないと、どんな声を持っていようとあなたの「声」は
生きてきません。
これから声を使ったお仕事を考えている人は、ここを忘れないようにしてくださいね。
では、その中身についてお話ししていきましょう。
まずはなんと言っても声の仕事をする上で一番大切なのは「体調管理」です!!
声を使う仕事はかなり身体を使う仕事です。
声というのは腹式呼吸で身体を使って発するものなので、
健康的な身体であること。これが一番の基礎になります。
なので、普段の生活においても健康管理はもちろんですが、喉のケアもしっかりと
行うようにしてください。自分に合ったのど飴やお茶、加湿器や耳鼻咽喉科などを
把握しておくといいと思います。
ここでのしっかりとした体調管理があなたの健康体を作り、これから紹介していく「力」
を支える土台となってきます。
そして次に必要なもの。それは「読解力」です。
文章を噛まずにすらすら読めるのも勿論大切ですが、それは声を使う仕事においては
当たり前のことです。
本当の意味できちんと読むには、この文章から何を読み取るか。例えばこの一文で
何を言おうとしているのか、何を伝えようと思っているのか。掛け合いの台本であれば
相手をどう思って言っているのか、その時の自分の気持ちはどうなのか・・・。
そこをきちんと読み込んだ上で伝えなければ、所謂AIの自動読み上げ機能と変わらなく
なってきます。
この読解力は近年どんどん弱くなってきていると言われています。
なので、常日頃から本をたくさん読んで「読解力」を養っていきましょう。
そこに書かれている文章を自分の声で立体化し色付けしていくことがとても重要に
なってくるのです。
そしてそこで必要になってくるのが二つの力です。
「想像力」と「創造力」
です。
まず一つ目の想像力は空想の想に映像の像の「想像力」。これは色んな心の機微を自分のこととして感じ、その人物の置かれた状況や相関図など文章には書かれていないことまで膨らませて考えられる力のことです。この想像力は英語では想像力=imagination(イマジネーション)と表現されます。
二つ目の創造力は創立記念の創に造形美の造と書く「創造力」。これは例えば自分が見たことも聴いた事もない存在の声はどんな声なのかなど、自分で新しい何かを創り出す力のことを言います。英語では「創造力=creativity(クリエイティビティ)」と表現されます。
この創造力を磨くためには色んなジャンルの作品に触れることが一番です。
絵画や音楽、演劇、ミュージカル、とにかく沢山の芸術に触れてください。
その芸術に触れる中で、見たり、聞いたり、触れたり、嗅いだり、味わったり・・・。
そうして自分の五感をフルに活用して創造力を磨いてください。
次に必要なものは「柔軟性」です。
これは身体的にも精神的にも柔軟性は必要になります。
身体を柔らかくしておくことは発声においてとても大切です。喉や舌や唇、身体の筋肉が柔らかくほぐれていないといい声は出せません。なので、毎日ストレッチをして身体をほぐしておきましょう。
そして精神的な柔軟性についてですが、これは例えば自分の解釈が違ったときに柔軟に対応出来るかということになります。解釈の仕方は色々あるので、色んな角度から物事を捉えて受け入れられるような心を持っておくことが大切になります。
声の仕事をするにあたってここまで紹介してきましたが、色んな声が出せることが全てではありません。
ついつい、目先のテクニックにばかり気を取られてそこばかり練習する人が多いのですが、
声のお仕事をする上で大事なのは、あなた自身の経験なのです。
あなた自身を豊かにするためにも色んなジャンルの芸術に触れ、本を読み、日常の光景の中で心のアンテナを張って、感情をたくさん揺らしてあげてください。
自分自身が感受性が豊かではないと、とても人の心を動かすことは出来ないからです。
ここまでいかがだったでしょうか。
なんとなく分かってはいても、詳しく紐解いていくと、
あ〜そういう事だったのかと納得するものもあったと思います。
今回のことを意識するのとしないのではだいぶ差が出てきますので、知った今が変わるチャンス🌟
今から自分の経験をどんどんストックしていきましょう!!
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